こんにちは
naccoです。
以前に、「おのくん」という、靴下を使って作られた、猿のぬいぐるみをネットで見つけました。
靴下の縞模様と、
靴下の立体になっている部分を上手に利用したフォルムが
とっても素敵なアイデアだなと思い、自分でも作りたくなりました。
娘に作ってあげたいと「おのくん」を見せたところ、
「うさぎの方がいい」とあっけなく却下され、それでも靴下のアイデアを頂き作ったのが写真の「ソックラビット」です。
片足分の靴下一体で作れたので、「ソックス」ではなく本当に「ソック」です。
「おのくん」は、宮城県東松島市「小野駅前応急仮設住宅」から生まれたキャラクターです。
東日本大震災によって、先の見えなくなった困難な状況のなかで、
仮設住宅のお母さんたちが東松島の復興を願って作られたそうです。
私が、何年も前に「おのくん」に出会ったサイトは、
おのくんの材料にするために、家に眠っている未使用の靴下を募集する呼びかけでした。
「おのくん」のような靴下で作られた猿のぬいぐるみを「ソックモンキー」と呼びます。
1930年初頭の「世界恐慌」の時代に生まれた「ソックモンキー」は目にされたことがある方は多いと思います。
世界恐慌で多くの人たちは貧困生活を余儀なくされ、子供たちも、遊ぶおもちゃさえも与えられない状況でした。
そんな中、使い古された靴下と、ぼろきれやおがくずなど、ありあわせのものを綿の代わりに詰めて、ぬいぐるみが作られました。
それが「レッド・ヒール・ソックモンキー」です。
19世紀のアメリカで、「ロックフォード・レッド・ヒール・ソックス」と呼ばれる靴下が愛用されていました。靴下の一部に赤いかかとに縫い目のない靴下を開糸が発した「ネルソン・ニッティングカンパニー」が、他社製品と区別するために、かかとに赤い色糸を使ったのです。
そのかかとの赤い部分が、お猿さんの口とお尻に活かされています。
その愛らしいく、ユーモアのある姿は、全米中に広がり、
現在でも、愛され続けています。
材料になった「レッドヒールソックス」は現在でも販売されており、そのパッケージの中にはソックモンキーのつくり方説明書まで入っています。
参照ホームぺージ
・おのくんプロジェクト
・トロント情報提供サイト
https://pixel-toronto.com/?p=49981
・アメリカンビンテージ、グッズショップ
サニースマイルさん
https://sunnys-smile.shop-pro.jp/?mode=f5
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